3 発目のバレルを撃ち込む

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相手がトリプルバレルを仕掛けてきたとき、大きなプレッシャーを感じるものです。 自分の手が中程度の強さで、ショーダウンを見てみたいと考えているときは、特にそうです。 相手がこの攻撃的な戦略を用いたとき、プレイヤーはフォールドする以外に方法はありません。

実際のところ、これはアグレッシブなプレイにもかかわらず、ほとんどの場合、バリュー重視のプレイなのです。 ほとんどのプレイヤーは、理論上必要とされるほどトリプルバレルブラフを行いません。 最適なポーカー戦略に従うのであれば、トリプルバレルのほとんどの状況において、10 回に 3 回近くはブラフをかけるべきなのです。 平均的なプレイヤーがブラフを使う割合は 20 回に 1 回 で、まったく使わないプレイヤーも珍しくありません。

では、ブラフとして、またはバリューベットとして、どのような場面でトリプルバレルを使うべきなのでしょうか?

トリプルバレルとは?

混乱している方がいるといけませんので、「トリプルバレル」の意味を簡単に定義しておきます。 これは、フロップ、ターン、リバーで連続してベットする状況を指す言葉です。 各ベットを「バレル」と呼びます。3 つのストリート(フロップ/ターン/リバー)でベットするので、「トリプルバレル」という名前が付いたのです。

ほとんどの場合、プリフロップでアグレッシブにプレイしたときにトリプルバレルは発生します。しかし、IP でも OOP でも、コールドコールを行ったときにトリプルバレルを仕掛けることもできます。 OOP の場合、コールドコールとしてトリプルバレルを行うことはあまりオーソドックスなプレイではないので、相手がこちらよりも頻繁にこの戦術を使う可能性は高くなります。

バリューベットとしてのトリプルバレル

ほとんどのプレイヤーは、バリューベットとしてトリプルバレルを自然に選択します。 少し直観に反するように感じられるのは、ブラフとしてのトリプルバレルの方です。 それでは、バリューベットとしてのトリプルバレル戦略から簡単に説明しましょう。

ここで重要なのは、ほとんどの場合、トップペアは、バリューベットとしてのトリプルバレル戦略を用いるほど強い手ではないということです。 バリューベットとしてのトリプルバレルは、ツーペア以上の手を持っている場合のみ使用すべきです。

これには例外も数多くあるので、この定石には条件を付けることが重要です。 いくつか検討してみましょう。

1 - 相手がコーリングステーションの場合 - これはわかりやすいと思いますが、相手がワンペアやエースハイの手でも降りることを嫌うプレイヤーの場合、自分の手がトップペアでも、キッカーが何かにかかわらず、バリューベットとしてトリプルバレルを使う価値があります。

2 - フロップではなく、ターンまたはリバーでトップペアが完成した場合 - これは、それほど差のないアプローチに見えますが、実際には大きな違いが生まれます。 ターンやリバーではなく、フロップで何かの手ができたと相手が考える可能性が少し高まります。

AJ の手札で As7c6c というフロップが開いた場合など、フロップでトップペアが完成した場合、バリューベットとしてトリプルバレルは使いにくい状況です。 相手の手がかなり読めている場合を除き、常にダブルバレルに留めるべきと考えてまず間違いありません。 しかし、AcJc の手札、6c7c2h3h のボードでダブルバレルを行った後、リバーに As が開いた場合はどうでしょうか。この場合、リバーでバリューベットをもう一度行うのが定石です。 リバーでエースのペアができたとは考えにくいので、相手は強くないペアでもコールする可能性が高くなります。

3 - コミュニティーカードが悪く、ツーペアでもバリューベットできない場合 - 手札が 8c9c で、ボードが 8h9h2c7sJs という状況を考えましょう。フロップでツーペアが完成しました。 それもトップカードのツーペアなので、申し分のないフロップだと言えます。バリューベットとして 3 回連続してベットしようと考えています。 ターンのカードはあまり良くありませんが、トリプルバレルを行う意思はまだ揺らぎません。

リバーでは、ひどいカードが出ました。 理由はお分かりでしょう。 あと 1 枚でストレートになるカードが 4 枚出ています。 相手はこちらがストレートを持っているのではないかと恐れています。ワンペアで勝負に出ることはまずないでしょう。 相手がコールするとすれば、その手はおそらく高めのツーペア、スリーカード、ストレートであり、それより低い手である可能性はあまりありません。 それでもこちらに勝機はあるでしょう。しかし、ツーペアはサードバレルをベットするほど強い手ではなくなりました。したがって、チェックすべきです。

ブラフとしてのトリプルバレル

通常、初めてブラフとして 3 弾目のバレルを使うという意思決定をするときは、少しばかりの勇気が必要です。 バリューのない手にかなりの量のチップを賭けるわけなので、この経験はほとんどの人を不安にさせます。 ブラフに大きな金額を投資することに心理的な抵抗があるのは当然です。その結果、多くのプレイヤーは、リバーでブラフをかける戦略を十分に練り上げることがないままプレイしています。

しかし、プレイヤーにはそれぞれ個性があります。 一部のプレイヤーは、生まれながらのギャンブラーとして、ビッグブラフのスリルを楽しんでいるようです。 平均的なプレイヤーは、トリプルバレルブラフをほとんど使いません。ここに付け込む隙があります。 通常、トリプルバレルを仕掛けられたときは、相手に敬意を表して、勇気をもってフォールドする決断を下すことになります。

では、立場を逆転させて、こちらがトリプルバレルを使い、同じプレッシャーを相手に与えるにはどうすればよいのでしょうか? 適切なトリプルバレルブラフの機会を識別する際に役立つヒントは一般的に 3 つあります。

1 - ショーダウンバリューがない場合 - ブラフをかけるときの最高の手は、ショーダウンバリューがまったくない手です。 本当の二極化が発生するのはリバーのみです。 最高の手でバリューベットを行い、最悪の手でブラフをかけます。 このプレイは、他のストリートでの二極化とは少し異なります。

たとえば、二極化レンジのプリフロップで 3 ベットを行うとき、レンジの中の最悪の手でベットしますか? いくつかの手はブラフとして使うでしょうが、一般的には、同じスートの連続したカードやエースを含む同じスートのカードなど、なんらかの可能性を持つ手をブラフとして選択します。 27o や 32o の手札のとき、プリフロップでブラフをかけることはあまりありません。 したがって、この戦略を二極化と形容することは間違いではありませんが、絶対的な二極化が発生するのはリバーのみです。

では、最も弱い手をブラフに使うべきなのはなぜでしょうか? 理由はそれほど複雑ではありません。 なんらかの手でダブルバレルブラフを行った後、リバーでミドルペアができたとします。 ショーダウンでこの手で勝てる可能性は低いかもしれませんが、一定の頻度で勝つことはあるでしょう。 したがって、チェックの期待値はゼロではありません

ファイブハイのフラッシュドローが完成しなかった場合と比較してみましょう。ショーダウンでこの手で勝てる可能性はまったくありません。 チェックの期待値はゼロです したがって、ブラフに正の期待値がある手であれば、ブラフをかけるのが明らかに正解です。

ここで覚えておくべき点は以下の 2 つです。

  1. すべてのリバーでブラフをかけることはできません(少なくとも理論上は)。 したがって、チェックの期待値が最も低い手でブラフをかけ、チェックの期待値が最も高い手でチェックするのは理にかなっています。
  2. さらに厳密に言えば、チェックの期待値が正である手の場合、ブラフが正しい選択肢となるためには、ブラフの期待値は正でなければならないだけでなく、チェックの期待値より高い必要があります。 基本的に、手のショーダウンバリューが高いほどチェックの期待値は高まり、トリプルバレルブラフを検討する必然性は低くなります。

2 - 優れたブロッカー - これは、どちらかと言えば派生的な考え方ですが、相手が強くなればなるほど、戦略の中でこの重要性は高まります。 これは、ブラフに使用するカードの種類が、相手がコールまたはフォールドする頻度に影響を与えるという考え方です。

次のようなボードでブラフをかけるようとしています。

4h5h9c6hKs

リバーでブラフをかけるなら、Ah7sAs7s のどちらの手札を持っている方が有利ですか?

一見したところ、両方の手札にそれほどの差はないように見えます。 ターンが開いた段階では、ナットフラッシュドローの可能性のある手札の方が有利です。 しかし、フラッシュの可能性はなくなったので、リバーにおける 2 つの手札のショーダウンバリューはまったく同じです。 どちらかの手でベットし、もう一方の手でチェックしなければならないた仮定した場合、 どちらの手を選択しますか?

ベットするなら、Ah7s を選択した方が明らかに有利です。 なぜでしょうか? 単純に言えば、最高のブロッカーが手の中にあるからです。 このテキスチャでトリプルバレルブラフを行うとき、恐れなければならない相手の手の 1 つは何でしょうか? それはもちろん、フラッシュです。 自分の手の中にハートがあるということは、相手がフラッシュを完成させるためのカードの組み合わせが少なくなることを意味します。 自分のホールカードを注意深く検討することで、このシナリオによって相手がフォールドする期待値を高めたことを確認することができます。

これを念頭に置いたうえで、次のシナリオを考えてみてください。

4h5h9c6cKs

リバーでブラフをかけるなら、Ah7sAs7s のどちらの手札を持っている方が有利ですか?

まず、微妙な違いに注目してください。 この例では、フラッシュの可能性はありません。6 はハートでなくクラブだからです。 どちらの手札でブラフをかけるべきか、前回と違いはありますか? もちろんです。 今回はハートを持っていない方が良いのです。相手がハートのフラッシュドローを持ちながらフラッシュが完成しなかった可能性が高まるので、リバーでフォールドしてくれる期待値が高くなります。

3 - 上限のあるレンジ - 相手のレンジに上限があることがわかれば、次の一手を考えるにあたって常に助けになります。 「上限がある」とは、レンジに強い手が含まれる可能性がほとんどないことを意味します。

こうした状況は、次のようなボードで、相手がフロップとターンでコールしたときに発生します。

TsJs6d2c3c

このテキスチャで注目したい興味深い点は、非常にドローヘビーであるということです。 相手にツーペアやスリーカードが入っていれば、フロップまたはターンでのこちらのコンティニュエーションベットに対してレイズした可能性が高いはずです。 リバーのカードでドローが完成した可能性はありません。したがって、一般的に言って、相手の手札は最高でも Jx です。 Tx と完成しなかったフラッシュドローまたはストレートドローの場合もあるでしょう。 ブラフとして 3 弾目のバレルを検討する際、相手の手がプレミアムハンドではありえないことがわかれば、かなり有利になることはまちがいありません。

4 - ターンの選択 - 3 つのヒントと言ったのに、なぜ 4 つ目があるのでしょうか? その理由は、このヒントはリバーでのプレイに直接関係するものではないからです。 リバーでのプレイは、他の部分でのプレイとまったく切り離されたものではありえません。 フロップとターンでの意思決定が、リバーで直面する状況のタイプに大きな影響を与えます。

最も高いエクイティを持つホールカードからターンのブラフレンジを選択すべきです。 ほとんどの場合、これはリバーのカードによっては良い手ができる手を意味します。 ほとんど何の見込みもないのにターンでアグレッシブにブラフをかける癖が付いてしまうと、当然のことながら、リバーで何の手もできていない状況に陥ります。 これにより、ブラフを必要以上にかけなければならない状況に追い込まれるか、ブラフをかけたい手をチェックまたはフォールドしてしまうことになります。

逆に、ターンでセミブラフをまったくかけない場合も同様です。 ターンでバリューベットしか行わない場合を想像してください。 リバーのハンドレンジはバリューに偏ったものとなり、バリューベットの回数とのバランスを取るためにリバーでブラフをかけることができなくなります。 腕のあるプレイヤーは、敵に大勝ちさせないように、強い手でも勇気をもってフォールドするスキルを持っています。

試してみましょう!

これまでトリプルバレルブラフを検討したことがないのなら、今がその時です。 実際に使ったとき、最初の数回はしっくりこないと感じるかもしれませんが、最終的には標準的な戦略の 1 つになるはずです。

リバーでのブラフがうまくいかなかったとしても、失望する必要はありません。 これもまた、ポーカーというゲームにおける、直観に反することの 1 つです。 リバーでポットの約 66% をベットしたと仮定すると、 相手がフォールドする確率が 40% を少し超えるだけで、有利な戦略となるのです。 基本的に、ブラフの多くが失敗に終わったとしても、長期的にはお金を生んでくれるのです。

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